株式会社インフォマートの新しい取り組み
近年、デジタル化の波がビジネスの世界を席巻していますが、その中で特に注目されているのが、請求書処理の効率化です。株式会社インフォマート(本社:東京都港区)は、自社が提供するクラウド型取引管理サービス『BtoBプラットフォーム TRADE』に、請求書を自動でデータ化する『AI-OCR機能』を追加しました。この新機能により、請求書処理にかかる時間を約87%も削減できるとして、多くの企業から関心を集めています。
デジタル化に向けた背景
調査によれば、建設業を中心とした業界で、請求書の受領方法の半数以上が依然として「紙」で行われており、約20%は「Excelやスプレッドシート」を使用していることが明らかになっています。このようなアナログな業務が残る現場において、『BtoBプラットフォーム TRADE』は、商取引をクラウド上で一元管理し、デジタル化を進めるサービスとして利用されています。具体的には、見積もりから納品、請求書処理までの一連の流れを管理することが可能です。
AI-OCR機能の特徴
新たに追加された『AI-OCR機能』は、以下の4つのポイントで利用者にメリットをもたらします。
1. 高精度のデータ化
請求書のPDFデータをアップロードするだけで、日付や金額、企業名などの重要情報をAIがわずか数秒で読み取ります。この技術により、手入力の手間は必要なくなり、これまで平均8分かかっていた処理時間がなんと1分に短縮されます。
2. 自動転記とミスの削減
自動で読み取ったデータは、既に登録されている取引先情報と照合され、自動で反映されます。これにより目視による確認や手入力のミスを減少させ、より正確なデータ管理を実現します。
3. インボイス制度への対応
請求書に記載された適格請求書発行事業者の登録番号を自動抽出し、国税庁のデータベースと照合。これにより、最新の情報に基づいて有効性を素早く確認できます。手間のかかる確認作業を軽減し、確認漏れを防止します。
4. 撮影画像による登録
新機能はスマートフォンで撮影した画像データのアップロードにも対応しており、従来のPDF形式に加えて、さらに手軽にペーパーレス化を進められます。これにより、スキャナーがない環境でも簡単に請求書をデジタル化できます。
今後の展望
今後、インフォマートは『AI-OCR機能』の更なる発展を目指し、開発を続けていく方針です。進化したAI技術を活用することで、最終的には完全自動化された経理業務を実現し、バックオフィスの業務効率を向上させることを目指しています。特に建設業界においては、時間外労働の上限規制や人手不足が問題視されているため、この新機能は業務改善の強力な武器となるでしょう。
まとめ
株式会社インフォマートが提供する『BtoBプラットフォーム TRADE』の新しい『AI-OCR機能』は、業務のデジタル化を加速させる存在として、多くの企業に影響を与えることが期待されます。デジタル社会において、業務の効率化や生産性の向上はますます重要な課題となっており、この革新的な技術はその解決策の一翼を担っています。現場で求められる効率的な働き方実現へ向けて、今後の展開から目が離せません。