霧多布セブンの森
2025-07-17 13:45:28

地域連携で進化する森林保全活動、「霧多布セブンの森」の挑戦と情熱

セブン‐イレブン記念財団の活動とは



東京都千代田区に拠点を置くセブン‐イレブン記念財団は、1993年に設立されて以来、環境をテーマとした社会貢献活動に取り組んでいます。この財団は、セブン‐イレブンの加盟店と本部が一体となり、地域社会と共生・共創する活動を推進しています。特に重要視されているのは、自然環境の保護と保全です。

2006年からは「セブンの森」と称し、地域住民、NPO、行政と連携しながら持続可能な森づくりを進めてきました。このプロジェクトは、脱炭素社会の実現と生物多様性の保全を目的とし、次世代につなぐ豊かな自然づくりを目指しています。

第10回北海道霧多布セブンの森整備活動



2023年6月28日(土)、北海道の霧多布湿原にて、第10回「霧多布セブンの森」整備活動が実施されました。この活動では、湿原を次世代へ継承するための保全プロジェクトが推進され、現地で植樹作業と食害防止対策が行われました。

活動の詳細


この日は、北海道厚岸郡浜中町琵琶瀬で行われ、参加者たちは午前9時30分から12時まで懸命に作業に取り組みました。主な活動内容には、以下の二つが含まれています。

1. 植樹:約150本の苗木を植えました。具体的には、広葉樹には「白樺」「イヌエンジュ」「モミジ」「ヤマザクラ」、針葉樹には「トドマツ」が選ばれました。
2. 食害対策:白樺とイヌエンジュはエゾシカが好むため、特別に設置した保護カバーで防護しました。

この活動は、参加者が新たに植樹する苗木を準備し、昨年植えた苗木の成育状況を確認する工程を兼ねていました。おかげで、約8割の苗木が順調に成長しており、参加者からは驚きと喜びの声が上がりました。

環境への意識と地域とのつながり



霧多布湿原は1993年にラムサール条約の登録湿地に認定されており、その貴重な生態系と自然環境は地域住民にとって重要です。湿原は四季折々に異なる顔を見せ、特に夏から秋にかけては色とりどりの花々が咲き誇ります。冬には雪に覆われ、タンチョウやオオワシなどの野生動物が訪れる場所となっており、自然環境の保護が刻々と求められています。

活動の際、参加者たちは自然の中での作業の厳しさを感じながらも、風や木々の香りを楽しみ、心身ともにリフレッシュする貴重な時間を過ごしました。さらに、傾斜があり足元が不安定な場所でも、チームワークで予定より早く作業を終えることができました。

持続可能な未来のために



セブン‐イレブン記念財団は、これからも地域と一体となり、自然環境の保護を進めていきます。森を育てる活動は、湿原や川、海の保全にも直結しています。私たちの取り組みが、未来に向けた持続可能な環境づくりに貢献することを願ってやみません。今後も、地域の活力を引き出しながら、自然とのつながりを大切にする活動を続けていきます。


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