愛知発！防災に新しい形を提案する「捨てられないノベルティ」

ゆきづけデザインの新発想

近年の防災備蓄では、食料や水、トイレ用品が主なテーマとして語られていますが、実際の災害時には意外な盲点が存在します。それは、被災者が「洗濯をできない」「清潔を保てない」状態に陥ることが多いという現実です。これらの問題を真剣に受け止めたのが、愛知県名古屋市に本社を構えるEthicalJapan株式会社です。

洗濯の重要性に着目

この企業は、単に物を配布するだけではなく、その物が実際に役立つよう工夫を施した、「捨てられない防災ノベルティ」の企画を打ち出しました。災害時に実用的な洗濯に特化した多機能洗浄剤を使用することで、日常の生活の中でも使えると同時に、長期保存も可能です。このような新しい防災ノベルティを採用することで、企業や自治体は、より実践的な備えを行えるようになります。

実際の活用状況

EthicalJapan株式会社が開発した防災ノベルティは、企業のBCP（事業継続計画）対策としての配布物や、自治体の防災啓発活動の一環として利用されています。此外、年度初めや防災訓練の際にも配布され、無駄にならずに効果を発揮しています。これにより、配布された洗浄剤は家庭や職場に残り続けることが期待されています。

企業・自治体との連携

本企画はただの物品配布にとどまらず、防災に対する企業や自治体の意識を高める手助けともなります。この取り組みは多くの企業や自治体から評価され、「営業色がなく、防災の話題を自然に共有できる」との声も上がっています。実際に防災訓練などの場で手にした市民からも高い評価を得ています。

検討の選択肢として

EthicalJapan株式会社では、この新しいノベルティの導入を「すぐに購入するもの」としてではなく、防災施策の選択肢の一つとして捉えています。多くの問い合わせが資料請求にとどまり、現段階では社内での検討を行う企業や自治体が多いのが実情です。このため、防災の意識を高める材料として、じっくりと情報収集できる場を提供しているのです。