町工場の新たな挑戦
2025-12-12 11:19:33

愛知の町工場が新たな挑戦!社名を「Make Start」に変更します

愛知県の町工場が誇る「Make Start」への挑戦



愛知県清須市に本社を置くエムエス製作所が、2026年1月1日付で社名を「メイクスタート株式会社(Make Start)」に変更します。この決定は、創業から50年を迎える中で、変わりゆく製造業の環境に適応し、次世代への第一歩として選ばれました。従来の事業内容はそのままに、社名を刷新することによって新たな可能性を見出すことを目指します。

半世紀の歴史を振り返る



エムエス製作所は1971年に設立以来、自動車用金型を中心に、さまざまな製品の製造に注力してきました。最近では医療機器やスポーツ用品、さらにはアウトドア関連商品なども手がけ、ものづくりの幅を広げてきました。中でも、ゴルフブランド『MUQU』や、日本を代表する騎手・武豊氏が使用するアブミ(鐙)の製造は、特に注目を集めました(氏の推薦・監修ではありません)。

変わりゆく環境と企業の未来



しかし、近年の町工場を取り巻く環境は厳しさを増しています。後継者不足や人材の流出、技術継承の難しさなど、中小製造業が直面する課題は増加しています。特に次世代経営者にとって、伝統を守りつつ新しいものを取り入れることは、多くの葛藤を生むでしょう。

「何を残し、何を変えるべきか」という問いは避けられない現実でもあり、多くの企業がその波に飲まれています。当社の社名変更も、同じような境遇にある後継者たちへの応援メッセージを込めています。

「Make Start」の意味と意図



新しい社名「Make Start」には、「一歩踏み出し、常に物事を新たに始める」という思いが込められています。頭文字の「MS」にも以前のエムエス製作所のアイデンティティを引き継ぎつつ、未来の可能性を見据えています。

この社名は、過去の良さを尊重しながら、より良い未来に進む姿勢を象徴しています。

存在意義(Purpose)との関係



社名変更に伴い、私たちのPurpose(存在意義)を定義しました。それは、「創造の歩みを止めず、ひと手間かけて世界の人々と幸せを形づくる」というものです。このPurposeは、私たちの変わらぬ価値観を示す指針として、今後の50年を描くための基盤となります。

「創造の歩みを止めず」は変化への姿勢を表し、「ひと手間かけて」はものづくりの質を意味します。そして「幸せを形づくる」は、社会貢献の意欲を示しています。これらはすべて、Make Startという名前に込められた思いと響き合っています。

新しいロゴに込められた想い



新しいコーポレートマークは、「Make」と「Start」の頭文字「M」と「S」が重なり合うデザインで、新たなアイデンティティを創出することを象徴しています。このシンメトリーは、ものづくりの品質や信頼性を表し、同時に日本の伝統や文化も意識した作品になっています。コーポレートカラーのネイビーブルーは「信頼」「安定」「先進性」を表現し、会社の目指す方向性を示しています。

代表取締役のメッセージ



代表取締役の迫田邦裕氏は、「中小製造業は今、大きな変化の中にあります。この現実に立ち向かう中で、“変わることも継ぐことの一部である”という気持ちが強く心に残っています」と述べています。Make Startという新しい社名は、同じような課題を抱える企業にとって希望となり得ることを願っています。

社名変更の具体的な情報


  • - 新社名:メイクスタート株式会社(Make Start)
  • - 旧社名:株式会社エムエス製作所
  • - 変更日:2026年1月1日
  • - 事業内容:金型を中心に、医療・スポーツ・生活領域へ展開

新たな歴史を刻み始めた「Make Start」。これからの挑戦にぜひご期待ください。


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