イトーキの人事制度改革
概要
2025年6月26日に あった特別セミナーでは、株式会社イトーキの取締役常務執行役員、人事本部長の山村善仁氏が登壇し、「経営トップと並走で挑む人事変革~エンゲージメント向上とオフィス活用~」というテーマで講演を行いました。このセミナーには、450万人以上の組織開発を手がけるALL DIFFERENT株式会社が主催し、参加した経営者・人事担当者からは99%以上の高評価を得ました。実際の講演内容や反響について掘り下げていきましょう。
イトーキの挑戦
イトーキは1890年に創業した企業で、現在ではワークプレイス事業や公共関連事業のリーディングカンパニーです。近年の経済状況や労働力不足の問題を受け、イトーキは従業員エンゲージメントの向上を重要な施策と位置付け、また大規模な経営改革に着手しました。
2022年には新たに代表取締役社長が就任し、そこからエンゲージメントを高めるための具体的な人事制度改革が進められています。山村氏は、その過程で直面した組織文化の変革や新たな取り組みについて詳細に語りました。
人事制度改革の内容
山村氏は、従来の文化から脱却し、労働環境の活性化を目指した具体的な施策を披露しました。特に取り上げたのは「平等一律」という評価制度や「前例踏襲」、「指示待ち」といった社風を改革するための方策です。これらの改革により、過去最高のエンゲージメントスコアを達成し、数多くの社員が自発的に能力を発揮するようになったと述べています。
また、エンゲージメントを向上させるためにオフィスの活用を考慮した取り組みも行われ、実際の業績の向上に寄与した背景についても言及されました。
参加者の声と反響
セミナー後の質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、特に「社員の自主性をいかに重んじるか」がテーマとされました。参加した経営者や人事担当者からは、「学びが多かった」「自社でも実践したい」という声が多く聞かれ、参加者満足度は99%以上という高水準となりました。
まとめ
イトーキの人事制度改革には、経営者と共にエンゲージメントを向上させるための確固たる戦略があります。今後もイトーキはこの取り組みを進め、人的資本投資や組織風土改革に注力していくことでしょう。
セミナーは2025年8月28日から2026年8月26日まで無料配信されます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。