恵寿総合病院で開始されたHUAWEI WATCH D2活用の新たな試みとは

HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計が恵寿総合病院で採用

石川県七尾市の恵寿総合病院では、HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計を使用した実証実験が2025年6月13日より始まります。この取り組みは、入院患者の健康管理をより効率的にすることを目的にしています。

実証実験の概要

この実証実験は、2〜3ヶ月にわたって進められます。まずは一部の入院患者に対してスマートウォッチを装着し、血圧を含むバイタルデータを自動測定し、ナースステーションなどで一元管理します。恵寿総合病院の神野正博理事長は、「このシステムによって、医療従事者の負担が軽減され、患者自身も手軽に健康管理を行える環境を整えることを目指しています」と語っています。

次のステップでは、心拍数、血中酸素レベル、体温などのデータも追加でモニタリングできるようになる予定です。これにより、より多くの入院患者が対象となる見込みです。

開始式の様子

実証実験の開始式は報道関係者も招かれ、神野理事長から実験の背景や目的が説明されました。ファーウェイ・ジャパンの担当者が提案した新しいシステムの詳細も紹介され、病棟では実際の運用風景の見学も実施されました。

スマートホスピタルを目指して

恵寿総合病院の取り組みは、スマートホスピタルを目指す一環でもあります。今後もファーウェイ・ジャパンはこの実証試験を支援し、デジタル技術を活用した医療現場の革新を推進していきます。デジタルの力を駆使して、全ての人々に健康的な生活を提供するため、日本各地のパートナーと協力していくことを目指しています。

実証実験の背景と目的

神野理事長は、患者の生体データを取得する方法について考えてきたことを語ります。「ウェアラブルデバイスを使用することで、病院のどこにいても患者の状態を把握できる仕組みが求められています。例えば、患者が転倒した場合にも迅速に対応できるようにしたいのです。」「HUAWEI WATCH D2を選んだ理由は、コストの面でも優れているからです。」

さらに、民生品であるため、患者が希望すれば自宅でも使用を続けられることも魅力の一つです。血圧測定以外にも多様な機能を備えており、患者の健康管理やデータの蓄積にも応用できます。

HUAWEI WATCH D2の特徴

このウェアラブル血圧計は、血圧を簡単に測定できる管理医療機器です。手首に装着したまま、日中はリマインドに従って姿勢を整えるだけで測定を行います。前モデルより進化し、自動で夜間の血圧も測定できます。約1.82インチのディスプレイもあり、デザインも今まで以上にスタイリッシュです。

いくつかの健康モニタリング機能も搭載されており、歩数計やウォーキング、ランニングの記録も残せます。また、電池も約6日持つため、入院時にも安心してご利用いただけます。リッチな機能を持ったHUAWEI WATCH D2は、血圧に不安を感じている方や健康管理を始めたい方にとって、強力な味方となることでしょう。

このように、恵寿総合病院での実証試験は、医療の進化と患者自身の健康管理に対する新たなアプローチを示すものと言えるでしょう。今後の進展が非常に楽しみです。