法人向けNAS「TeraStation」で強化されたランサムウェア対策
バッファロー(株式会社バッファロー)は、名古屋市に本社を持つ企業で、長年にわたり法人向けのネットワークストレージ製品「TeraStation(テラステーション)」シリーズを展開しています。今回は、新たに導入された「不変スナップショット機能」によって、ランサムウェア攻撃からデータを効果的に保護できるようになったことをお知らせします。
ランサムウェアの脅威と対策の必要性
近年、企業や組織を狙ったランサムウェア攻撃が増加しており、その影響は企業の規模に関わらず広がりを見せています。ランサムウェアとは、ウイルスによってデータを暗号化し、その復元を金銭で要求する悪質なソフトウェアのことです。特に、企業の運営にとって重要なバックアップデータが狙われるケースも多く、適切な対策が求められています。
新機能「不変スナップショット機能」について
新たに提供される「不変スナップショット機能」は、NASに保存されたデータのバックアップを一定期間、変更や削除から守る機能を持っています。具体的には、特定のスナップショットが作成されるとそのデータは任意の保護期間中、操作を受けないため、万が一管理者アカウントが不正に使用されても、安全にデータを復元することが可能です。この機能は、法人のお客様のニーズに応じて保護期間を柔軟に設定できるため、多様な使用状況に対応しています。
対応機種の紹介
この新機能は、以下のモデルに対応しています。これまでの「TeraStation」シリーズを最新のファームウェアにアップデートすることで、追加料金なしに利用できるようになります。対応機種は:
- - TS51220RHシリーズ
- - TS5820DNシリーズ
- - TS5620DNシリーズ
- - TS5420RNシリーズ
- - TS5420DNシリーズ
- - TS5220DNシリーズ
- - TS5220DFシリーズ
- - TS5020シリーズ(対応ファームウェア:Ver2.20以降)
これらの製品を使用している法人のお客様は、ぜひアップデートにより新機能を活用していただき、大切なデータを守っていきましょう。
今後の展開
バッファローでは、今後も「TeraStation」シリーズのさらなる機能拡充や、セキュリティ対策の強化に取り組んでいく予定です。また、次回のアップデートでは、TS7010シリーズやTS6000シリーズでも同様の機能が追加される計画が進められています。これにより、より多くの顧客が安心してデータ管理を行える環境が整備されることでしょう。
まとめ
ランサムウェアの脅威が増している中で、バッファローの法人向けNAS「TeraStation」シリーズに導入された不変スナップショット機能は、重要なバックアップデータを保護する強力なツールとなります。企業にとってデータの安全性は不可欠ですので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。