空き家対策の新時代
2025-07-10 10:42:47

愛知の解体企業が岩手・岡山と空き家対策を強化する協定締結

愛知の解体企業が岩手・岡山と空き家対策を強化する協定締結



愛知県名古屋市に本社を置く株式会社クラッソーネが、岩手県遠野市と岡山県井原市とそれぞれ「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました。この協定は空き家の増加が全国で深刻な社会問題となる中、解体業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることを目的としています。

空き家問題の現状



日本全体の空き家数が900万件、空き家率は13.8%という統計が示すように、空き家問題は決して対岸の火事ではありません。このトレンドは岩手県や岡山県でも顕著で、特に岩手県では空き家数が10万400戸、岡山県では約15万7000戸と増加し続けています。こうした背景のもと、クラッソーネは地域社会の安全で安心な暮らしを守るため、空き家除却を進める役割を担っています。

協定締結の意義



クラッソーネは、全国に2,100社以上の専門工事会社と連携するプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しており、これまで累計15万件以上のサービス利用実績を誇ります。また、国土交通省が進める空き家対策モデル事業にも3年連続で採択されており、全国131の自治体と連携しています。

今回の協定締結によって、各地域の特性や資源を最大限に活かし、管理されていない空き家の適正な管理を推進することが狙いです。具体的には、IT技術やデータを活用して自治体の業務を効率化し、住民への対応をより良くするための取り組みが進められます。

協定に基づく主な取り組み



協定によって行われる具体的な取り組みには以下のような内容があります:

1. 「すまいの終活ナビ」の導入:解体の概算費用や土地売却査定の情報を提供するサイトを通じて、地元の方々が空き家をどのように処理するかを検討しやすくします。
- 遠野市版: すまいの終活ナビ 岩手
- 井原市版: すまいの終活ナビ 岡山

2. 「お困り空き家の連絡フォーム」の導入:近隣に迷惑な空き家がある場合、住民が情報を自治体に提出できる仕組みを整え、適切な管理を促進します。
3. 「空き家価値査定シート」の活用:空き家の詳細な情報をもとに、解体費用や土地売却査定価格をまとめたレポートを発行することで、所有者に正確な情報を提供し、意思決定をサポートします。
4. 啓発活動:空き家所有者に向けて、解体の進め方についてのフライヤーを配布し、理解を深めてもらいます。

また、空き家についての相談や施策にも、クラッソーネが提供するサービスを活用していくことが期待されています。

クラッソーネのビジョン



クラッソーネは、単に解体工事を行うだけでなく、より良い地域社会を構築するための貢献を目指します。新しい取り組みを通じて、世代を超えて安全で住みやすい街づくりに貢献することが彼らの使命です。

今回の協定が、岩手県遠野市と岡山県井原市における空き家問題解決に寄与し、さらには全国規模での解決につながることを期待しています。


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