あいちレザーものづくりプロジェクトの全貌
愛知県で始まった「あいちレザーものづくりプロジェクト」は、牛の飼育から革製品へという日本初の試みです。このプロジェクトの目的は、地域で育てられた牛の皮を有効活用し、サステナブルな革製品へと変換していくことにあります。愛知の地で育まれた牛の命を尊重し、より良い未来へつなげていくことで、地元の人々や企業と協力しながら新たな価値を創造していく挑戦です。
サステナブルな挑戦
牛を大切に育て、その命から得られるお肉は食卓を豊かにしています。しかし、皮はその多くが廃棄されているのが現実です。このため、牛の皮をアップサイクルし、愛知県内の企業が一貫して加工・製造します。これにより、バッグや財布、家具など、さまざまな革製品が生まれ変わります。これがいわゆる“愛”のあるものづくりです。
地元連携とプロジェクトの意義
このプロジェクトの特徴は、牧場や革製品メーカーが愛知県内に密集していることです。そのため、製造各工程が地域内で完結し、六次産業化や地産地消の実現に寄与しています。このように、プロジェクトはSDGsの観点からも大きな意義を持っています。
愛知県には、名古屋城下時代から続く革製品づくりの伝統があります。この歴史ある技術を受け継ぎ、現代のニーズに応じた革製品に進化させてゆくことがこのプロジェクトの魅力です。将来的には愛知から世界へ向けて、ラグジュアリーレザーを発信していきます。
幅広い製品展開
プロジェクトでは、日常的に使えるアイテムから、ホテルやレストラン向けのインテリア製品まで、多岐にわたるアイテムを展開予定です。具体的には、バッグや財布、名刺入れ、手帳カバーなど、さまざまな用途に応じた皮革製品がラインナップされます。
第一弾プロダクトの発表
記念すべき第一弾として、あいちの最高級黒毛和牛「みかわ牛」を使用したリュックとトートバッグが、クラウドファンディングサイト「MAKUAKE」で販売されます。これは創業106年の老舗バッグメーカーが手がけた特別なアイテムであり、質の高い革とデザイン、機能性を兼ね備えた逸品です。
参加企業の紹介
このプロジェクトには多くの愛知県内の企業が参加しています。
1.
みかわ牛出社者協議会(牛の飼育)
- 愛情を込めて育てられた牛の皮を提供します。
2.
南部市場(と畜)
- 鮮度を重視し、高品質な皮を市場へ供給します。
3.
堀田万蔵商店(皮の防腐処理)
- 職人による手作業で皮の質を保ちます。
4.
川善商店(革の企画・製造)
- 食肉の副産物のアップサイクルを使命としています。
5.
シバ(革製品縫製・加工)
- 志を持って革製品を丁寧に仕立てます。
6.
龍屋半左衛門(MOIERG)(バッグの企画・デザイン・販売)
- 愛知の皮革産業の発展を目指します。
お問い合わせ
興味のある方は、「あいちレザーモノづくりプロジェクト事務局」にお問い合わせください。愛知県内の革製品が持つ魅力とその背景を知っていただき、ぜひこの取り組みに参加してみてください。
【問い合わせ先】
名古屋バッグ協同組合内あいちレザーものづくりプロジェクト事務局
MAIL:
[email protected]
公式サイト
第1弾企画『あいちレザー本牛革リュック&トートBAG』の詳細は、
こちらのリンクからご覧いただけます。