ジークス株式会社、オンライン診療「あんよ」が全国各地で医療費助成開始

概要

愛知県名古屋市を拠点とするジークス株式会社が、子育て世帯を支援するオンライン診療サービス「"あんよ"」のエリアを拡大し、2024年4月から北海道、埼玉県、兵庫県、福岡県でも子ども医療費助成制度の利用が可能になることを発表しました。これにより、全国の親たちは自宅で子どもを診察してくれる医師を見つけやすくなり、医療費の面でもサポートを受けられるようになります。

"あんよ"とは何か

「"あんよ"」は、小児科医にかかりたい親子と、在宅で働く医師を結びつけるオンライン診療サービスです。2023年6月には愛知県内で正式にサービスが開始され、徐々に需要が高まっています。特に、手軽に医療を受けられることから、子育て世帯から多くの支持を得ています。

2度の実証実験を経て

「"あんよ"」は、立ち上げ当初としては珍しい、二度の実証実験を経て、その効果が確認された後に本格的な運用が始まりました。このプロセスを通じて、医師と親のニーズに応じた柔軟なサービス設計が行われ、さらなる向上を目指しています。

オンライン診療のメリット

近年の小児科医不足と小児科診療の混雑による待ち時間の長さから、多くの親がオンライン診療を必要としています。病院に行く手間を省き、家にいながら医師に相談できるメリットは非常に大きいです。また、常備薬の処方箋の取得や、登園許可証の発行などが短時間で行えることが高く評価されています。

対象地域の拡大

2024年4月からは、新しい地域であんよの利用が可能になります。すでに東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、静岡県、岐阜県、大阪府などでも子ども医療費助成制度が適用されています。今後もさらなる地域の拡大を目指しており、全国どこでも利用できるサービスを提供していく予定です。

利用方法

ユーザーは住所を登録することで、対応可能な医師を簡単に探し出すことができます。あんよに所属している医師陣は、在宅医療に従事している専門家が多く、忙しいパパママをサポートする体制が整っています。

会社概要

ジークス株式会社は2019年に設立され、現在も革新的な医療サービスを通じて地域貢献を行っています。およそ1,153万円の資本金を有し、名古屋大学のオープンイノベーション拠点に本社を構えています。オンライン診療システム"あんよ"は、子育て世帯と医師をより身近にするための一手として今後も発展が期待されています。