名戸ヶ谷小学校の米の挑戦
2025-10-31 11:21:36

名戸ヶ谷小学校の挑戦!子どもたちが世界へ向けて発信する米づくりの学び

名戸ヶ谷小学校の挑戦!



2025年10月29日、千葉県柏市にある名戸ヶ谷小学校では、「世界とつながる学びプロジェクト」の講演会が開催されました。この取り組みは、経済産業省の支援を受けたもので、全国50校規模で展開される“往還型グローバル探究学習”です。その目的は、子どもたちが考えた学びを国際的に実践し、その結果を「里帰り」させることで、教育の新たなモデルを構築することにあります。

名戸ヶ谷小学校では、5年生が地域の米農家と協力し、「名戸ヶ谷ブランド米」の栽培に取り組んでいます。5年1組の「ぽんぽん米」や3組の「ナドッコメ」といった独自のブランドに取り組みながら、子どもたちは地域資源を活かしたプロジェクトを具現化しています。

ここでの重要な視点は、名戸ヶ谷小の児童たちが育てた餅米がどのように世界に届けられるのか、そのストーリーを知ることです。講演会では、米が引き渡される先の具体的な国々、シリアや南スーダン、コンゴ民主共和国の実情が伝えられ、子どもたちは自分たちのお米が人々に与える影響を深く考えました。

国際支援の実感を得る探究活動



名戸ヶ谷小学校では、児童たちが育てた米が食糧支援として、シリアや南スーダンなどの困難な状況にある子どもたちに届く計画が進められています。ただ単に米を送るだけでなく、現地の子どもたちとの食文化の交流を図るワークショップも計画されており、「日本のお米の味」や「美味しい食べ方」を伝える試みもスタートします。これにより、名戸ヶ谷小の教育活動は国内に留まらず、国際的なコミュニケーションが生まれるものになります。

自分たちの行動がもたらす影響



会では、名戸ヶ谷小学校の校長、津久井智洋氏が「子どもたちが自分の作ったお米が他の国の子どもたちに届くことを学ぶことで、彼らの未来を自分たちが担えることを実感することが大切です」と強調しました。また、全国の学生たちが同様の活動を通じて自らの行動について考える機会を増やすことが大事であり、名戸ヶ谷小学校はそのモデルケースとなることを目指しています。

このプロジェクトが持つ社会的な意義は大きく、日本の学生が地域の資源を活かして世界に寄与できるように成長していく過程を促します。子どもたちは、国際協力や平和づくりが遠い特別な活動ではなく、自分の生活と密接に結びついていることを理解し、実践する機会を得ています。

「CoRe Loop」の実践



今回のプロジェクトは、なかよし学園が提唱する「CoRe Loop(Co-create & Return Loop)」というモデルに基づいています。作る → 届ける → 現地と共創する → 反応を受け取る → 次の学びへ。このサイクルを通じて、名戸ヶ谷小学校の児童たちは、自分たちが“支援する側”としての役割を認識し、次なる行動を生み出す機会を得ることが期待されています。

物を届けるだけでは終わらず、安定した支援が繋がり、児童たちのエージェント意識を高めていくことが、このプロジェクトの目指すところです。名戸ヶ谷小学校の取り組みは、柏市を中心に広がりを見せ、地域の教育が国際的な影響力を持つ重要な一歩となることが期待されています。

名戸ヶ谷小学校が地域のお米を通じて世界の子どもたちに希望を届けるこのプロジェクトは、今後も進展し続けることでしょう。


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