共和製作所が未来の空を彩る!
愛知県碧南市に拠点を置く株式会社共和製作所は、2025年6月に開催される「Japan Drone 2025」に出展することを発表しました。この展示会では、未来の素材として注目を集めているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)をはじめとする複合材料を活用し、ドローンや空飛ぶクルマの性能向上に向けた様々な技術を紹介します。
展示内容のハイライト
1.
機体の振動対策用補助材
共和製作所が開発した補助材には、CFRP、NFRP(天然繊維強化プラスチック)を使用し、振動を効果的に吸収する特徴があります。ドローンや空飛ぶクルマは、フレームからの振動が精密機器に悪影響を及ぼすことがありますが、これらの補助材を使用することで、飛行中の安定性が向上します。特にCFRPは、従来の金属に比べて優れた振動減衰率を持つため、これを利用した新しい設計が進んでいます。
2.
遠隔操作の水陸両用クローラー
災害現場での活躍が期待される、遠隔操作可能な水陸両用クローラーの試作部品も展示されます。CFRPパイプと特殊なウレタンを組み合わせたこの新しい装置は、驚くべき浮力と衝撃に対する強さを持っています。今後の災害救助において、有用なツールとなることでしょう。
3.
CFRP製「リブ」
航空機やVTOL型ドローンの骨組みを支える「リブ」は、複合材での製作によってその性能が大幅に向上します。CFRPを使用することで、軽量化を図ると同時に、耐久性や形状安定性も向上。極端な温度変化に見舞われても、その特性は変わらないという点が魅力です。
4.
様々な複合材料の加工品
CFRPやNFRP、さらにはリサイクル製CFRPなど、多様な加工サンプルも展示されます。共和製作所の精密な複合材加工技術は、1/100㎜の精度を追求し、かつてないレベルでの部品の小型化や軽量化を可能にしています。
共和製作所の強み
共和製作所は、複合材の精密・微細切削加工技術に特化しています。CFRPの特性を活かした部品製作において、多くの実績を持ち、空飛ぶクルマやドローン市場でのニーズを深く理解しています。これにより、お客様に最適なソリューションを提供することが可能です。
また、同社は複合材に関する深い知識を備え、共同開発にも力を入れています。最新技術や市場動向を常に把握し、業界内での競争力を維持するための努力も惜しまない姿勢が特徴です。
出展情報
展示会名:
Japan Drone 2025
会期:2025年6月4日(水)~ 6日(金)
会場:幕張メッセ
ブース番号:BI-18
公式サイト:
Japan Drone 2025
結論
株式会社共和製作所が挑む航空産業の革新は、環境へも配慮した素材の活用と最先端技術によって、未来の空を変える可能性を秘めています。ドローンや空飛ぶクルマの進化を支える同社の取り組みを、ぜひ展覧会で体験してみてください。愛知から世界へ、未来を切り開く力を感じられることでしょう。