愛知県稲沢市が新たなプロジェクトを開始
愛知県稲沢市と株式会社トラストバンクが共同で、ふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング®」(GCF®)による新しいプロジェクトをスタートしました。この度のプロジェクトは、飼い主のいない猫の避妊手術支援、荻須高徳の絵画購入、市民会館の音響設備更新という多岐にわたる内容で、地域の動物愛護、文化振興、公共施設の整備を目指しています。
プロジェクトの内容
1. 飼い主のいない猫の避妊手術支援
このプロジェクトの第一の目的は、稲沢市内に住みつく飼い主のいない猫の避妊手術を支援することです。市では、避妊手術を希望する方々に対して手術費用の一部を補助する制度を設けており、特に地域猫活動の推進を図っています。具体的には、不妊手術(メス)に対して最大10,000円、去勢手術(オス)には最大6,000円の補助が行われ、これにより年間で多くの猫の繁殖を防ぐことを目指しています。
コメント: 稲沢市長の加藤錠司郎氏は、「このプロジェクトを通じて、猫と人が共存する社会を作り上げ、不幸な猫を減らしたい」と強い思いを語っています。
2. 荻須高徳の絵画購入
次のプロジェクトは、稲沢市荻須記念美術館のコレクションに加えるため、荻須高徳の戦前作《プロヴァンのガラージュ》の購入を目指します。この絵画は、素朴で温かみのある田舎の風景を描いたものであり、荻須氏の独特な視点が表現されています。皆さまの寄付金は、この重要な文化遺産の購入に活用されます。
コメント: 加藤市長は、「文化の振興は未来への投資であり、次世代に伝えるための責任が私たちにはある」とし、寄付の重要性を強調しました。
3. 市民会館音響設備の更新
もう一つのプロジェクトは、名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)の小ホール音響設備の更新です。新しいミキサー、アンプ、スピーカーなど一式を導入することで、より質の高い文化事業を実現します。
コメント: 市長は、「市民会館は地域の文化活動の中心であり、音響設備のアップグレードはその質を高めるものです。地域の皆様と共に、文化を育んでいきたい」と述べています。
募集期間と目標金額
この3つのプロジェクトは、2023年10月1日から12月31日の間に寄付を受け付けており、全体の目標寄付金額は980万円です。各プロジェクトの詳細については、以下のリンクをご覧ください。
地域の課題解決と文化の振興をこの機会に私たちの手で進めていきませんか?あなたの温かいご支援をお待ちしています。