サステナビリティの未来を切り拓くSSBJ基準
サステナビリティへの関心が高まる中、企業が求められる情報開示の標準化が進んでいます。その一環として、2025年3月5日に発表が予定されている「SSBJ基準」についてご紹介いたします。この基準は、日本におけるサステナビリティ情報の開示方法に新たな枠組みをもたらします。
SSBJ基準とは?
SSBJは「Sustainability Standards Board of Japan」の略称で、2022年7月に設立された公益財団法人財務会計基準機構内の委員会です。これにより企業に対してサステナビリティに関する情報をどのように開示すべきかの基準が整備されました。この基準の策定背景には、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が制定したIFRS S1およびS2との整合性を取ることがあり、これは日本が国際基準に則った情報開示を行うための重要なステップとなります。
基準の概要と特徴
SSBJ基準では、企業が開示する必要のある情報が明確に定義されています。特に注目されるのが、Scope3排出量に関する細分化されたカテゴリー別開示の要求です。この要求は、企業がサプライチェーン全体の環境影響を把握し、持続可能な経営を促進するためのものです。
そして、2027年3月期以降には段階的な適用義務化が計画されており、これにより企業は適時に準備を進める必要があります。
企業への影響
SSBJ基準が導入されることで、すべてのプライム市場上場企業への適用が義務づけられる可能性が高まっています。また、スタンダード・グロース市場上場企業においても任意適用が推奨され、幅広い企業にとっての影響が予想されます。特に、サステナビリティ担当者にとっては、この基準に準拠した情報開示が求められるため、早期に理解を深め、対応策を講じることが重要です。
エスプールブルードットグリーンの役割
エスプールブルードットグリーンは、カーボンニュートラルを目指す企業のサポートを行っています。これまでに550社以上の企業に対して、温室効果ガスの排出量算定や、CDP質問書への回答支援などを行ってきました。特に2024年のCDP質問書においては185社・243件の回答支援があり、豊富な実績を有しています。
今後もSSBJ基準への対応において企業のニーズに合わせたカスタマイズサポートを提供していく予定です。具体的な対応策や影響についてお知りになりたい企業は、ぜひエスプールブルードットグリーンにお問い合わせください。
まとめ
SSBJ基準の導入は、日本企業にとってサステナビリティ情報の開示における重要な変革を意味します。この動向に迅速に適応し、持続可能な経営の実現を目指すために、企業は早急に準備を進めることが期待されます。
詳細な資料は以下のURLからダウンロード可能ですので、関心がある方はぜひご利用ください。
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