クラッソーネが君津市と連携協定を締結
解体工事DXプラットフォームを運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市)は、千葉県の君津市と「空き家等除却促進に係る連携協定」を結びました。この協定は、増加する空き家問題への対策として、安全で安心な街づくりを目指すものです。これにより、クラッソーネの自治体との連携は139に達し、全国での人口カバー率は18.6%となっています。
空き家問題への取り組み
ここ数年、空き家は全国的に増加しており、特に千葉県内では39万4千戸に達する状況です。君津市も例外ではなく、7660戸の空き家が存在し、空き家率はなんと18.5%と高い数値を示しています。このため、防災や衛生、景観に悪影響を及ぼすことから、放置できない問題として認識されています。君津市では、この問題に対応するために空き家対策計画を策定し、適切な管理を強化する取り組みが進められています。
クラッソーネの役割
クラッソーネは、空き家を効率的に解体するためのプラットフォームを運営しており、これまでに2,200社以上の工事会社と施主をマッチングしてきました。年々進む空き家問題に対し、累計16万件以上の実績もある同社は、自治体との協力により具体的な対策を提案しています。
具体的な取り組みとしては、以下の三つのサービスを紹介しています。
1.
すまいの終活ナビ:解体の概算費用や土地の査定を簡単に確認できるサービスです。
2.
お困り空き家の連絡フォーム:市民が近くの迷惑な空き家を報告できる仕組み。
3.
空き家価値査定シート:対象空き家の管理コストや解体費用などをまとめたレポートを提供します。
これらのサービスを通じて、君津市の空き家問題に対する意識向上と具体的な解決策の提供を目指しています。
地域の期待とコメント
君津市長の石井宏子氏は、空き家問題が地域の生活環境に深刻な影響を与えているとして、この連携協定に対する期待を寄せています。民間事業者と協力し、積極的に空き家対策に取り組むことで、地域の環境保全に繋がることが期待されています。
一方、クラッソーネの川口哲平CEOは、空き家問題の解決には自治体と民間の連携が不可欠であるとし、今後も技術を活用して地域の安全な生活環境を支えていく考えを示しています。
君津市の魅力
千葉県君津市は房総半島の中心に位置し、自然豊かな環境が広がる魅力的な街です。高速バスやJRの交通アクセスも良好で、首都圏からの訪問もしやすくなっています。地域の特性やリソースを活用し、今後も空き家問題に真摯に取り組むことで、君津市がさらに発展することが期待されます。
今後の「クラッソーネ」と君津市の活動から目が離せません!