Industry AlphaのKagero500が板橋製品技術大賞で最優秀賞を受賞
背景
東京都板橋区に拠点を置くIndustry Alpha株式会社は、工場や倉庫のスマート化を図る事業を展開しています。この度、同社の自律走行搬送ロボット『Kagero500』が、板橋区が主催する板橋製品技術大賞で最優秀賞を受賞しました。これにより、同社の技術力と地域産業への貢献が認められたことになります。
板橋製品技術大賞とは
板橋製品技術大賞は今年で23回目を迎え、地域内の中小企業が開発した新製品や新技術を表彰することで、企業の発展を支援するイベントです。受賞対象は、板橋区に本社または事業所を持つ中小企業や個人事業主による新規性や市場性のある製品・技術です。
『Kagero500』とは
特徴
『Kagero500』は、Industry Alphaが独自に開発した低床型の自律走行搬送ロボット(AMR)です。このロボットは薄さ185mmの設計により、狭い場所でもかご台車の下に潜り込んで搬送が可能です。さらに、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を用いたガイドレス走行により、工場内での導入が簡単で、導入コストの削減にも寄与します。
また、ハードウェア・ソフトウェア両面でのカスタマイズ性が高く、様々な現場のニーズに柔軟に対応可能です。さらに安全性に優れた設計が施されており、安心して運用することができます。これらの特徴により、製造業や物流業界での省人化・省力化に大きく寄与しています。
賞を受賞した意味
Industry Alphaの代表取締役である渡辺琢実氏は、この受賞を大変光栄に思っていると述べています。「ものづくりの板橋」と呼ばれる地域で技術を発展させることができたことに喜びを感じており、現場の課題に真摯に向き合ってきた姿勢が認められたことがこの受賞につながったとしています。
今後の展望
これはIndustry Alphaがこれまで追求してきた技術力と姿勢の証と受け止めており、今後もさらなる技術革新に向けて努力を続ける意向を示しています。製造・物流業界におけるスマート化をリードする企業として、次なる挑戦に進む準備が整っています。
会社概要
Industry Alpha株式会社は、ジョン・ドゥ社の工場と倉庫のスマート化を推進するスタートアップです。独自の開発と内製による工程を経て、AMRや関連システムを展開し、高い評価を受けている企業です。特に、自律走行ロボット(AMR)やFMS、WCSといった製品が多くの企業に導入されています。これにより、日本の製造・物流業界に革新をもたらし続けています。
- - 本社所在地: 東京都板橋区小豆沢2丁目30番2号
- - 開発拠点所在地: 愛知県名古屋市守山区桜坂四丁目201番地 クリエイション・コア名古屋107号室/110号室
- - 代表者: 渡辺琢実
- - 主要製品: 自律走行ロボット(AMR)、FMS、WCS、ソフトウェア等
Industry Alphaの今後に期待が寄せられます。彼らの技術がどのように製造や物流の未来を変えていくのか、注目していきたいと思います。