FUJIが最新技術で動物医療をサポート
愛知県知立市に本社を構えるロボットメーカー、株式会社FUJIは、2025年に大阪で開催される「第46回 動物臨床医学会年次大会」に、今春発表したスマートロッカーシステム『Quist』を出展します。本発表は、同社にとって初めての学会出展となり、ペットオーナーや動物病院への利便性向上を目指した新たな取り組みです。
『Quist』の理念と特長
『Quist』は、物品の受け渡しを円滑に行うための省人化ツールであり、特に動物病院における医薬品や療法食の受け渡し業務に焦点を当てています。主な特長は以下の通りです:
- - バーコード・QRコードによるシンプルな受け渡し:自身のスマートフォンを使って、スムーズに受け取ることができます。
- - クラウドシステム搭載:リアルタイムでのロッカー管理が可能になり、安定した運用が実現されます。
- - 耐候性と耐久性:屋外設置にも対応可能なIPX4の防水規格を満たし、堅牢性が求められる環境でも安心して利用できます。
このように、各種システムとの連携を視野に入れたフレキシブルな設計がされているため、薬局やドラッグストアでの導入実績も生かして、動物病院にも適用することが可能です。
動物病院への導入事例
『Quist』は、すでに京都府京丹後市にあるリリー動物病院で「お薬受け取りロッカー」として導入されています。このシステムが導入されたことで、動物病院は人材不足や業務負担の増加といった課題を軽減し、調剤待機時間の短縮を実現しています。さらに、待合室の混雑を和らげることで、ペットオーナー様の利便性向上にも寄与しています。
出展内容と日時
出展するイベントは、2025年10月18日(土)から19日(日)まで、大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催される「第46回 動物臨床医学会年次大会」です。この学会では、動物病院における医薬品受け渡し業務への活用事例を中心に、実機を展示しながら『Quist』の特長を詳しく紹介します。
- - 展示場所:企業展示コーナー 展示番号12
- - 主催:公益財団法人動物臨床医学研究所・動物臨床医学会
今後の展望
FUJIは、ありますます深刻化する「労働力不足」や「物流問題」解決に向けて、デジタル技術を活用した『Quist』を通じて新たな価値を提供していく考えです。『Quist』は単なる受け渡しツールではなく、受け渡し業務の最適化を通じて様々な業界に貢献することを目的としています。これからも、ロボット技術やデジタル技術を駆使し、持続的な成長に貢献していくでしょう。
FUJIについて
FUJIは、1959年に設立されて以来、製造業を支える電子部品実装ロボットや工作機械の開発・製造に取り組んでいます。ロボティクスが期待されるさまざまな分野で、利便性と新しい価値を提供し、持続可能で心豊かな社会の実現へ向けて邁進しています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください:
FUJI公式サイト
今後の『Quist』のさらなる展開と活用に期待が高まります!