2025年度「理想の上司ランキング」発表！高校生が選ぶ有名人・アニメキャラの上位者とは？

現役高校生が選ぶ！理想の上司ランキング2025

2025年10月16日、現役高校生による「理想の上司ランキング」が発表されました。この調査は、大阪市の就職支援企業「ジンジブ」が毎年実施しており、今年は「有名人部門」、「アニメキャラ部門」、そして「上司に言われたい一言部門」という三つのカテゴリーに分かれています。調査には1,167人の高校生が参加しました。

各部門のランキング結果

有名人部門

最も人気を集めたのはメジャーリーグで活躍する野球選手の大谷翔平さん。選んだ理由として「努力家で、思いやりがある」といった声が寄せられています。これで昨年の7位から一気に1位へと順位を上げた形です。

2位にはバラエティ番組で活躍するマツコ・デラックス、続いて3位にはYouTuberのHIKAKINと女優の橋本環奈が選ばれました。彼らの魅力は、他者への思いやりや信頼が評価されているようです。

アニメキャラ部門

アニメキャラクター部門では、長年の王者フリーザを打ち破り、ドラえもんが1位に輝きました。「優しくて気が利く」「ひみつ道具で助けてくれそう」という理想的なキャラクター像が人気の理由です。2位はフリーザ、そして3位には「鬼滅の刃」の主人公竈門炭治郎が名を連ねています。

言われたい一言部門

「上司に言われたい一言」部門では、4年連続で「ありがとう」が1位に。続いて「あなたがいてくれてよかった」、3位は「いつも助かってます」と、感謝の言葉が選ばれました。

調査の背景

最近の高校生の就職市場は非常に競争が激しい状況にあり、求人倍率は3.69倍にも達しています。それに伴い、企業は福利厚生や教育制度の充実を図り、採用力を強化しています。高校生にとっては、自分に合った職種を見つけるために、短い時間での応募が求められるため、価値観や理想を明確に持つことが重要です。

今回の調査は、そうした背景を踏まえた上で「理想の上司」に関する意識を探るために行われ、特にボスになりたいかどうかという質問では、12.6%の高校生が「なりたい」と回答しました。理由は「みんなを引っ張りたいから」や「やりがいが感じられるから」といった積極的な意見が多く見られました。

理想の上司像

高校生が望む理想の上司には「相談に乗れる親身な人」や「リーダーシップがある頼れる人」を希望する声が高く、信頼性の重要性が浮き彫りになっています。さらに、上司とのコミュニケーションにおいては、感謝の言葉を交わすことが、若者たちのモチベーションを引き出すカギとなるでしょう。

結論

今回のアンケート結果からは、高校生が求める上司像が「引っ張る人」ではなく「信頼できる支えとなる存在」であることが伺えました。これは今後の職場環境や人間関係のあり方にも密接に関わる重要なテーマです。高校生の理想の上司の情報は、今後の企業が若者をどうマネジメントしていくのかを考える上でも貴重なデータと言えそうです。ジョブドラフトでは引き続き、このようなアンケートを通じて高校生の“働く”に対するリアルな意識を発信していく予定です。