地図のユニバーサルデザイン
2025-08-26 16:52:27

九州大学との連携によるユニバーサルデザインマップの開発

九州大学との連携によるユニバーサルデザインマップの開発



表示灯株式会社は、全国の鉄道駅や市役所、観光案内所において、色覚に配慮した地図を展開する取り組みを進めています。最近、九州大学との産学連携により、より多くの人々に配慮した「ユニバーサルデザインマップ」の開発に向けた共同研究がスタートしました。このプロジェクトは、すべての人が情報に平等にアクセスできる社会の実現を目指しています。

ユニバーサルデザインの重要性



2024年4月に施行された改正障害者差別解消法を受け、公共の場におけるアクセシビリティの向上が急務となっています。表示灯は、これまでにも色覚バリアフリー地図を導入し、色覚や視力の異なる方々にとってもわかりやすい地図を提供してきました。今後は九州大学との協力を通じて、さらなる進化を図ります。

共同研究の概要



この共同研究では、九州大学大学院の須長正治教授が観察研究を行い、地図デザインにおける色覚特性の違いがどのように情報伝達に影響を与えるかを研究しています。目的は、色覚障害者と健常者の両方にとって役立つ地図をデザインすることです。この中で、視認性や配色バランスを実証的に検討し、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えた最適な地図表現を追求しています。

また、2025年6月には、「日本色彩学会第56回全国大会」において、山﨑氏が少数派色覚のデザイナーに向けた研究成果を発表し、奨励賞を受賞しました。この発表は、少数派色覚の方々がデザイン業務を円滑に遂行するためのガイドライン作成を目指したものです。

新しい配色案への取り組み



表示灯と九州大学の共同研究では、案内表示板「ナビタ」の新しい配色案について、多数派・少数派色覚を持つデザイナーたちが協力してデザインを行いました。これにより、さまざまな視点を取り入れたより良い提案が生まれました。今後は、この研究成果を多くの公共施設に反映させることを目指します。

未来への展望



表示灯は、色覚バリアフリーとデザイン性の両立を重視し、公共空間において情報のアクセシビリティ向上に努めています。今後も九州大学との連携を深め、より多くの人々が利用しやすい地図の実現を目指して活動を続けていく方針です。全ての人々が快適に情報を取得できる社会の実現に向け、各所との連携を強化し続けます。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 表示灯 九州大学 ユニバーサルデザイン

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。