愛知発!AMA-TAMAとfukuが手を組んだ次世代ヒューマノイド技術の革新
名古屋市に本社を構えるAMA-TAMA株式会社が、東京都のfuku株式会社と共に、次世代ヒューマノイドロボット制御に関する研究開発を進めることが発表されました。この連携は、生成AI技術を利用し、革新的な階層型コンピューティング技術を導入することで実現されます。
研究開発の背景
AMA-TAMAは2024年から、中小企業庁のGo-Tech事業の支援を受け、「階層型コンピューティング技術による革新的なロボット用コンピュータ・システムの開発」に取り組む予定です。このプロジェクトでは、ヒューマノイドロボットが持つ制御システムを構築し、各部位に分散した小型コンピュータが連携して全身を制御する新しいアーキテクチャが特徴です。
この技術の導入により、搭載できるセンサーの数は飛躍的に増加し、電力の使用効率も改善される見込みです。また、生成AIにより、人間の認知や判断を模倣する高機能な制御処理の実現が期待されています。
fukuとの連携
AMA-TAMAはプロジェクトにおいて、fukuが持つ高度な生成AIアルゴリズムを活用します。このアルゴリズムは、ハイアラーキカル・アーキテクチャに基づく各層のコンピュータが情報交流を行うために不可欠です。情報は、上位のコンピュータにて基盤モデルのAIが解釈可能な形で受け渡しされる必要があります。
fukuの技術支援を受けることで、各コンピュータがAIを用いて、まるで人間の神経系が機能するかのような連携が可能となります。これにより、ヒューマノイドロボットがよりスムーズに、人間同様の行動を実現することが期待されます。
ヒューマノイドロボットの市場性
現在、ヒューマノイドロボットの開発競争はシリコンバレーや中国で激化しています。2028年には、倉庫や工場での軽量荷物運搬や警備業務において、ヒューマノイドが活躍する日が訪れると予測されています。市場規模は2030年に約5.4兆円、2035年には24兆円に達するとの見込みも立ています。
AMA-TAMAは、これらのヒューマノイドを「第1世代」と位置付け、次世代ヒューマノイドが必要とするサービスやテクノロジーのプラットフォームを開発しています。次世代ヒューマノイドには、スマートフォンのように様々なAIアルゴリズムが組み込まれたアプリケーション・サービスが必要とされ、これを実現するために【nHOS™】というサービス&テクノロジー・プラットフォームの開発を進めています。
会社のご紹介
AMA-TAMA株式会社
AMA-TAMAは、2023年1月に名古屋市で創業されたディープテックスタートアップであり、労働力を人道的に扱う社会の実現を目指しています。技術領域として「コンピューティング」「身体制御理論」「シュミレーション・モデル」に特化し、次世代ヒューマノイドの開発を進めています。
所在地:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号 STATION Ai
URL:
AMA-TAMA公式サイト
fuku株式会社
fukuは「テクノロジーの力で科学を加速させる」をミッションに掲げ、研究者の活動を支援しています。大規模言語モデルを用いた研究支援を展開し、様々な研究データを効率的に活用する手法を提供しています。
所在地:東京都中央区日本橋本町2丁目3−11
URL:
fuku公式サイト
修了に向けて
私たちは、AMA-TAMAとfukuの意義のある協力が、次世代ヒューマノイドロボットの実現と技術革新を加速するという確信を抱いています。今後の進展が楽しみです。