シーイーシーが新データセンターを開設
株式会社シーイーシーが、2025年2月より新たに「ハイブリッドクラウドセンター」(千葉県)と「東京第三データセンター」(東京都)を順次開設します。この新しい取り組みは、データセンターの需要が多様化する中で、企業が求める最適なクラウド環境を提供するためのものです。これにより、120社以上の参入を目指すとしています。
提供開始背景
現在、国内データセンター市場では、伝統的なハウジングやホスティングの「オンプレミス環境」に加え、「クラウドサービス環境」や「ハイブリッド環境」の需要が急増しています。シーイーシーは2000年からデータセンター事業を展開してきた経験を生かし、クライアントが求める様々なニーズに応えるために、この新しいデータセンターを開設します。特に、マルチクラウド接続を可能にしつつ、データ主権を守る「ソブリンクラウド」を実現しました。
ハイブリッドクラウドセンターの特長
「ハイブリッドクラウドセンター」では、主要メガクラウドとの高速で低遅延な接続が可能です。これにより、柔軟な接続形態を選ぶことができ、顧客に合わせた最適化が実現されます。さらに、自社データの管理や制御をしやすくし、情報漏えいを防ぐことで、安全な環境を提供します。
また、長年の経験に基づいて運用されたシステムを提供し、メガクラウドやプライベートクラウド、オンプレミス環境をカバーする多様な運用メニューを整備しています。これにより、クライアントはハイブリッドクラウドの一元的な管理を可能にします。
施設概要
- - 提供開始日: 2025年2月1日
- - 所在地: 千葉県印西市
- - 設備: Tier4レベル(最上位ランク)
- - 価格: 個別見積もり
東京第三データセンターの特長
一方、「東京第三データセンター」は、都市型データセンターとして、安全性と利便性に優れた立地です。東京都内の地震危険度が最も低い地域に位置するため、安心して利用できます。池袋から20分圏内と利便性も高いため、通勤が容易です。
また、他のデータセンターと拠点間接続が可能であり、ハイブリッド構成やマルチクラウド接続のニーズにも適応できる環境です。
施設概要
- - 提供開始日: 2025年12月以降
- - 所在地: 東京都練馬区
- - 設備: Tier3レベル
- - 価格: 個別見積もり
終わりに
シーイーシーが開設するこれらのデータセンターは、ITインフラがますます重要となる中で、企業の多様なニーズに応えるべく設計されています。今後の動向に注目が集まります。