サンゲツ、社員自作アプリ300件の大台達成!
株式会社サンゲツ(以下、サンゲツ)は、愛知県名古屋市に本社を構えるインテリア総合企業です。最近、同社が推進しているDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、社員自らが開発したアプリケーションの数が300件を超えたことが話題となっています。この成功は、Googleのノーコード開発ツール「AppSheet」を利用して実現されたもので、業務効率化に大きな貢献をしています。
社員主体のDX推進
サンゲツは、中期経営計画【BX 2025】において「デジタル資本の蓄積・分析・活用」を重要施策として位置付けており、社員が自ら業務課題を解決する体制を整えています。各部門から参加した社員たちは、日々の業務から見えてくる課題点を浮き彫りにし、自身でアプリを開発することで、ボトムアップ型の業務効率化を追求しています。
特にこのアプローチは、経営戦略としてデジタル資本を活用することが効果的であることを示しています。例えば、営業や商品開発に加えて、人事やロジスティクスなど多様な部門が連携してアプリ開発に取り組んでおり、結果として業務の効率化が図られています。加えて、最近では生成AI技術も取り入れられ、さらなる進化を遂げつつあります。
AppSheetプロジェクトの実績
2023年1月に開始されたAppSheetプロジェクトは、すでに300件を超えるアプリを実装し、業務削減効果は年間約11,600時間にのぼると試算されています。このプロジェクトでは、各社員が自己主導で業務改善のアイデアを考え、それを具体化するための支援を提供しています。実際、社員たちが作成したアプリの中には、業務での抜け漏れを防ぎ、効率的な情報共有を促進するようなものが多数存在します。
実際のアプリ事例
1.
サービスクルー配送アプリ
このアプリは、配送に関わる担当者がスマートフォンを使って情報を確認し、配送ルートや状況をリアルタイムで把握できるように設計されています。これによって、業務の抜け漏れが減少し、配送の効率化が実現されました。
2.
就労見える化アプリ
社員一人ひとりの勤務時間や有給休暇の取得状況を可視化するこのアプリは、マネージャーが部下の勤務状況を容易に把握できるツールとして機能しています。これにより、社員は自分自身の業務を効果的に管理でき、チーム全体のパフォーマンス向上にも繋がっています。
未来への展望
サンゲツでは、今後も引き続き社員主体のデジタル推進を目指しています。社員が持つアイデアや創造性を尊重し、デジタル技術を活用することで、業務効率化だけでなく、社内コミュニケーションの強化や新たな価値創造にも寄与していく方針です。持続的な企業成長を目指すサンゲツは、今後の展開がますます楽しみです。
まとめ
サンゲツの社員が開発した300件以上のアプリは、業務の効率化や働きやすい環境づくりに寄与しています。アプリ開発によって、社員が主体的に活動できる文化が醸成されており、今後もデジタル技術を活用して新たな挑戦を続けていくことでしょう。
詳しい情報は
サンゲツの公式ウェブサイトをご覧ください。