愛知発！型内塗装技術がレクサスLMに新たな魅力を加える
愛知発！型内塗装技術がレクサスLMに新たな魅力を加える
愛知県豊田市に本社を置く内浜化成株式会社と日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社（NPAC）は、自動車向けの熱可塑性樹脂外装部品に画期的な型内塗装技術を共同で開発しました。この技術がついに、トヨタ自動車の成功ブランド「レクサス」の新型セダン、レクサスLMに初めて採用されることとなり、車両のデザイン性と耐久性が大いに向上することが期待されています。
型内塗装技術の特徴
この新しいピラー部品は、車両の窓ガラスと一体化した構造を持ち、美しい外観が求められる重要な部位です。型内塗装の技術は、樹脂成形と塗装を一つの工程で行うという革新的なアプローチをとっており、品質の高い表面を提供するだけでなく、CO2排出を60%削減することに成功しています。また、VOC（揮発性有機化合物）の排出をゼロに近づける設計は、環境保護にも配慮されています。このように、デザインと環境への配慮を両立させた技術は、高級車に相応しい価値を提供します。
量産開始のスケジュール
量産が開始されるのは2025年7月を予定しており、その月中には実際の量産車に搭載される予定です。内浜化成は、小島プレス工業株式会社のグループ会社として、地域経済に貢献しつつ技術革新を続けています。NPACは、日本ペイントホールディングスの傘下で、高品質の塗装技術を持つ企業として知られています。
自動車デザインの新たな可能性
今後、内浜化成とNPACは、この型内塗装技術を用いて、幾何学模様やエンボス加工を施した製品の開発を進め、多彩なカラーバリエーションのラインナップを展開することで、自動車デザインの可能性をもっと広げることを目指しています。これにより、消費者のさらなるニーズを満たすことができるでしょう。
まとめ
内浜化成とNPACの型内塗装技術は、自動車業界に新たな風を吹き込みます。高級車とも言えるレクサスLMに採用されることで、その名は更に知られることになるでしょう。今後の取り組みから目が離せません。技術革新を通じた持続可能な未来の実現に向けて、両社がどのような展開を見せてくれるのか、非常に楽しみです。
参考資料
トピックス（その他）
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。