ポーランド国立バレエ団の星、北井僚太さんインタビュー
日本での訓練を経て、現在はポーランド国立バレエ団でファーストソリストとして活躍する北井僚太さん。今回は彼にインタビューし、ポーランドでの生活や舞台への情熱をお聞きしました。
バレエダンサーを目指したきっかけ
北井さんは、幼少期に見たバレエ公演がきっかけでこの世界に興味を持ちました。その演目は彼の心に深く刻まれ、再現を模索する中で、バレエダンサーとしての夢が芽生えたそうです。彼が選んだ道は決して平坦ではなく、辛いトレーニングや厳しい指導者の下で育まれた技術は、今の彼を支える大きな力になっています。
ポーランドでの生活とバレエ団
ポーランド国立バレエ団は、世界的に名高いバレエ団の一つで、さまざまな作品を上演しています。北井さんはこのバレエ団の一員として、多くのジャンルに挑戦し、特にクラシックバレエにおける「シンデレラ」など、日本では味わえない魅力があると語ります。彼の日常は、厳しい練習と新たな挑戦の繰り返しです。
「シンデレラ」と王子役の魅力
北井さんは、「シンデレラ」の王子役を演じる際、キャラクターの感情や背景に深く入り込むことが大切だと考えています。「王子は育った環境や立場により、責任感や優しさを持ちながらも、恋をする喜びを感じる役柄。そうした多面的な感情を表現するのが楽しい」と話してくれました。希望に満ちたシンデレラの物語に、彼自身の思いも加わることで、より感動的な演技ができるとのこと。
公演の未来と期待
2025年に控えた『vol.5 バレエアンサンブルガラ~東京~』では、国内外のプロダンサーと共演する機会が待ち構えています。この公演の第1部では、プロバレエダンサーによる華やかなコンサートが予定されており、第2部では未来のバレエダンサーとのコラボレーションが期待されています。「自分の成長を感じながら、観る人に感動を届けられる演技をしたい」と北井さんは意気込んでいます。
北井僚太さんのこれから
北井さんのプロフィールを見てみると、志村バレエスタジオでの基礎から、スイスのタンツアカデミーでの学び、ポーランド国立劇場バレエ団での昇格と、彼のバレエ人生は著しい進展を遂げています。2023年にはファーストソリストに昇格し、新たな境地を切り開いています。彼の今の夢は「たくさんの人にバレエの魅力を伝えたい」という想いから、一層の努力を重ねることです。
ポーランドの舞台で輝く北井僚太さんの情熱は、次世代のバレエダンサーにとっても大きな刺激となることでしょう。
【公演情報】
- - 日時: 2025年8月8日(金)
- - 会場: きゅりあん 大ホール(東京都品川区)
- - 内容: プロバレエダンサーと未来のダンサーの共演による独特な世界を体験できる貴重な機会です。
まとめ
バレエは単なる技術や表現を超え、心に響くアートです。ぜひ、北井僚太さんの舞台を観て、彼の情熱を感じてください。次世代に受け継がれるバレエの魅力を共に体感しましょう。