MISUMIが新たな時代を切り開く!生成AIチャットボットの導入
株式会社ミスミグループ本社は、2025年8月26日からMISUMI ECサイトにおいて生成AIを駆使したチャットボットを本格的に導入します。この新しい技術により、顧客からの問い合わせまわりの待ち時間を従来の98%削減することに成功しました。
顧客サービスの革新
ミスミは3000万点を超える商品を扱っており、各商品についての仕様確認や選定相談といった技術サポート、更に 注文ごとのキャンセル・変更・返品判断を行うカスタマーサービスを提供しています。この仕組みにより、顧客は24時間いつでも必要な情報を迅速に得ることが可能です。以前は、オペレーター対応で平均1時間近く待たされることもあったのですが、今やチャットボットを使えば、平均回答時間は40秒にまで短縮されました。これは、96%~98%の大幅なコスト削減を実現したことになります。
なぜAIチャットボットなのか?
ミスミがこのチャットボットの導入を決定した背景には、効率化だけでなく、顧客が抱えていた「問い合わせが面倒である」といった声がありました。特に生産工程においては、部品調達が停滞すると大きな問題に発展するため、迅速な確認が必須です。従来の電話やメールを使った問い合わせ方法では、特に営業時間外の問い合わせが困難で、一般的な検索での情報収集も情報過多で効率的ではありません。これらの問題をAIチャットボットで解決しようと、ミスミはこのテクノロジーの導入を決定しました。
具体的なサービス内容
導入されるAIチャットボットは、技術サポートとカスタマーサービスの二つの主要機能を有しています。技術サポートにおいては、顧客がチャットで質問すると、AIが自社の豊富な商品データベースをもとに素早く情報を収集し、質の高い回答を自動的に返します。これにより、多くの質問に対して即座に回答が得られ、顧客の負担を軽減します。さらに、2025年8月には、キャンセル・変更・返品に関する問い合わせ機能も本格導入される予定です。
利用方法は簡単
MISUMI ECサイトのトップページにアクセスし、「質問・要望投稿」をクリックすることで、AIチャットボットへのアクセスが可能となります。チャットオプションにより、オペレーターとのチャットやお問い合わせフォームも選べ、利用者は自分に合った方法で情報を得ることができます。また、会員登録を行うことで、さらに便利にサービスを利用することができます。
ミスミの取り組み
これまでの待ち時間の削減だけでなく、MISUMIは生産性を高めるために今後も新たなサービスを展開していく方針です。デジタルテクノロジーを活用したDPX(デジタル化調達プロセス)の取り組みを進め、業務の効率化を図っています。顧客に対しては、グローバルな視点で時間的価値を提供し、IA(インダストリアル・オートメーション)分野への貢献を目指します。
まとめ
これからの製造業において、情報の迅速なやり取りは不可欠です。MISUMIの生成AIチャットボット導入によるスムーズなサービス提供は、顧客の期待に応える新たな一歩と言えるでしょう。今後のサービスの進化から目が離せません。