株式会社芳賀が賃貸情報流通を開始
2025年7月、北九州市の株式会社芳賀が「いい生活Square」を通じて、賃貸住宅に関する情報流通をスタートします。このサービスは、株式会社いい生活(東京・港区)が提供するものであり、不動産業務の効率化と質の向上を目指しています。
背景
日本は少子高齢化と人口減少という社会的背景を抱えており、その影響で空き家が増加しています。特に賃貸用や売却用の空き家は、1988年から2018年にかけて約2倍に増えているという報告もあります。このような状況を踏まえて、既存の住宅ストックを有効活用することが急務となっています。多様な居住ニーズに応えるため、賃貸住宅の情報流通を促進し、消費者が希望する条件に基づいて物件を選ぶことができる市場の整備が必要とされています。
セキュリティ対策
近年、世間を騒がせている情報漏洩事件からも明らかなように、情報セキュリティは企業にとって非常に重要な懸案事項となっています。情報システムがますます高度化し、セキュリティリスクも増す中で、クラウドサービスの利用が拡大しています。これは、情報セキュリティ機能を強化するための一つの方法です。
特に、政府はクラウドサービスを活用し、効率的で安全な行政サービスを提供することを目指す「クラウド・バイ・デフォルト原則」を推進しています。このような背景の中で、企業は更なるセキュリティ対策と事業継続計画(BCP)の策定を迫られています。
いい生活Squareについて
「いい生活Square」は不動産賃貸業務を効率化するための業者間流通サイトです。不動産管理会社や賃貸仲介会社は、物件情報の無償掲載や検索が可能で、内見予約、入居申込、基幹システムとのリアルタイム連携ができます。これにより、業務の効率が大幅に向上します。
従来、電話やFAXで行われていた業務連絡も、チャットを通じて瞬時に行えるため、やり取りのスピードと正確性が顕著に向上します。空室募集から内見予約、さらには賃貸管理に至るまでの一連の流れを、オンラインでシームレスに連携できるのです。
このように、株式会社芳賀は「いい生活Square」を利用して、不動産会社の負担軽減と業務効率化を図っています。この新しい情報流通サービスは、賃貸住宅市場のさらなる活性化を促進し、消費者により質の高い選択肢を提供することを目指しています。
いい生活のミッション
株式会社いい生活は、「テクノロジーと心で、たくさんのいい生活を」というミッションを掲げ、不動産業務に必要なクラウドサービスやプラットフォームを提供しています。不動産市場の変化に迅速に対応し、法改正やIT化に柔軟に取り組んでいく姿勢を貫いています。
いい生活は、地域に密着したソリューションを提供し、「心地いいくらしが循環する社会のしくみを作る」ことを目指しています。これにより、今後もさらなる不動産市場のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進行していくでしょう。
【お問い合わせ】
株式会社いい生活 マーケティング本部 広報部
TEL:03-5423-7836(平日9時~18時)
E-Mail:
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