カゴメ株式会社、CDP気候変動調査でAリスト選定
カゴメ株式会社(名古屋市に本社を置く)は、環境に配慮した企業活動が評価され、国際的な環境非営利団体CDPの2024年「気候変動」調査にて初めての最高評価「Aリスト企業」に選出されました。この評価は、持続可能な経済を目指す企業にとって重要な指標となります。
このCDPは、企業や自治体の気候変動対策や水資源保護、森林保全などを評価するためのシステムを提供しています。2024年の調査では、24,800社以上が参加し、環境に関する情報を開示しました。カゴメが選ばれた背景には、同社が展開している自然を生かした事業の内容が大きく寄与しています。
環境に優しい企業活動の実施
カゴメは「持続可能な地球環境」を企業の根幹として捉えており、温室効果ガスの排出削減や石油由来プラスチックの使用量削減、生物多様性に配慮した農業など、環境保護に向けたさまざまな取り組みを推進しています。
同社は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を設定しており、2030年までの具体的な削減計画も立てています。これに関しては、2022年にSBT(Science Based Targets)イニシアチブから認定を受けています。カゴメはこの基準に従って、気候変動に対するリスクや機会を継続的に評価し、対策を講じています。
TCFDへの賛同と情報開示
また、カゴメはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に賛同し、バリューチェーン全体における気候変動の影響を見極め、その情報を積極的に公開しています。省エネルギーの実施や再生可能エネルギーの使用、さらにはサプライヤーとの協力によるScope3削減の取り組みなど、多岐にわたる施策が実施されています。
未来へのビジョン
今後もカゴメは、「畑は第一の工場」という基本理念に基づき、農業から消費者までの価値の連鎖を強みとして、持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。このように、カゴメは環境保護だけでなく、経済的な持続性も視野に入れた企業活動を展開しています。
詳しい情報については、カゴメの公式サイトでサステナビリティに関する内容をご覧いただけます。公式サイトでは、同社の取り組みや環境への配慮についての詳細な情報が掲載されています。
各企業が環境に優しいビジネスを進める中、カゴメがCDPにおいて最高評価を受けたことは、企業のさらなる持続可能な成長を期待させるニュースです。