D-WEBERが解析サービスを開始
愛知県安城市を拠点とするデザイン会社、有限会社D-WEBER(代表取締役デザイナー:水野健一)が新たに簡易CAE解析サービスを2025年7月から提供します。この革新的なサービスは、デザインの初期段階での解析を通じて製品の性能を高めることを目的としています。D-WEBERはこれまで、ハイエンドCAD「CATIA」を活用し、デザインの根拠を重視した提案を行ってきました。
CAE解析によるデザインの深化
D-WEBERが導入するCAE解析は、静的応力や変形傾向を簡易的に調べることができるシステムです。これにより、製造現場や設計部門に対して、より具体的なデザイン提案が可能になります。これまでのデザイン提案が“形”に焦点を当てていたのに対し、今後は“性能”にまで視点を広げることで、全体的なクオリティを向上させます。
受賞歴と評価
小規模な会社ながら、D-WEBERはこれまでにASIA DESIGN PRIZEやIDA International Design Awardsなどで30点以上の国際的なデザイン賞を受賞してきました。これらの受賞歴は、世界的にも評価されるデザイン力と造形技術の証です。また、デザインだけでなく製造工程をも考慮した設計を行い、実務に即した解析支援を提供することが特徴です。
D-WEBERの挑戦
「解析まで手を出しやがった」という評価は、D-WEBERにとって最大の褒め言葉です。水野代表は、自らの過去の経験を活かし、愛知県で素晴らしいプロダクトデザインを生み出すことを目指しています。彼は「デザイナーの仕事は、ただ美しい形を作ることではなく、性能まで見据えた根拠のあるデザインを実現することだ」と語ります。これがD-WEBERが目指す新たなデザインのあり方です。
サービスの中身
D-WEBERの提供するサービスは以下のようになっています。
- - CATIA GAEによる静的応力・変形傾向解析
- - 設計初期段階におけるスペック方向性の確認支援
- - モデリングに構造視点を加えた一貫支援
- - コンセプト資料・軽量試作・R&D支援のオプション対応
この新サービスは、性能の数値化に強いのではなく、設計として成立するかどうかの確認に重点を置いています。これにより、実務にしっかりと根ざした解析支援を行います。
水野健一のデザイン哲学
水野代表は、デザインのみに留まらず、モデリングの背後にある理由や意味も考えることで、製品に深みを持たせようとしています。特に、製造経験に基づいたデザインや解析を通じて、他のスタッフにもものづくりの本質を理解してもらうことを大切にしています。その思いから、D-WEBERは製品のデザインにおいて、美しさだけでなく、その性能にも目を向け続けています。
まとめ
D-WEBERは、デザインから性能へ進化し続けることを目指す新たな挑戦を行っています。この簡易CAE解析サービスにより、製品デザインの品質向上を実現し、顧客にさらなる価値を提供していくことでしょう。D-WEBERの今後の動向に、ぜひご期待ください。