名古屋で開催される革新的なパートナーシップイベント
商用化が期待されるフュージョンエネルギーの未来を語るイベントが、名古屋市のSTATION Aiで開催されます。このイベントは、世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指す株式会社Helical Fusionが主催しており、2023年7月28日15:30から行われます。
Helical Fusionは、「Helix Program」のもと、2030年代に実用発電を達成すべく、日本全国での企業との連携を進めています。この催しは、愛知・中部地域の約6社と共に、地元産業界の方々に新たなビジネスチャンスを提供するものです。
フュージョンエネルギー産業の可能性
核融合エネルギーは、地球温暖化対策や電力需要の増加に対応するための有力な技術です。Helical Fusionは、日本の長年の研究成果を基に、海水から得られる燃料を使ったクリーンな発電を目指しています。これは、2050年までに世界で年間5500億ドル規模に成長すると言われる産業において、日本が再びリーダーシップを発揮するチャンスを意味しています。
イベントでは、Helical Fusionの代表取締役CEOである田口昂哉氏をはじめとした多くの専門家が自社のビジョンや技術について語ります。さらに、参加企業同士のネットワーキングの場としても機能し、意見交換や新たな協業の機会を生むことが期待されています。
開催概要
- - 日時: 2023年7月28日(月)15:30〜16:30(交流会は15:15より受付)
- - 場所: STATION Ai 3階セントラルラウンジ(名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号)
登壇者には、豊田合成や東海東京インベストなど、地域の企業からも豪華な顔ぶれが揃います。事前申し込みは必須で、7月23日までに登録が必要です。
核融合エネルギーの意義とHelical Fusionの挑戦
2050年までに予測される世界人口の増加と電力需要の急増に対し、従来の発電方式では対応が難しいとの見方が強い中、フュージョンエネルギーが注目を集めています。Helical Fusionの技術は、日本を代表する「ヘリカル型核融合炉」であり、約70年の研究成果を活かした成果です。このような革新的な技術が商用化されることにより、日本は再び世界をリードする可能性があります。
セミナーでは、以下のような内容についても議論される予定です。
1. 定常運転の安定性
2. 正味発電の実現可能性
3. 効率的なメンテナンス方法
これらは、商用核融合炉の実現に向けた重要な要件です。
Helical Fusionの企業概要
Helical Fusionは、核融合エネルギーの社会実装を目指すスタートアップ企業で、日本独自の技術を用いて新しいエネルギーの形を模索しています。国立研究所のスピンオフ企業として蓄積された技術や知見を駆使し、官民連携のもとで日本が持続可能な未来を築くための挑戦を続けていきます。
このイベントは、フュージョンエネルギーに関心のある方だけでなく、地域産業界の方々にも新たなインスピレーションを提供する絶好の機会です。興味がある方は、ぜひご参加ください。