残暑とビタミンDの関係
昨今の厳しい夏の気候は、私たちの健康にさまざまな影響を及ぼしています。特に、日焼け止めや日傘などの対策を行うことが多い高齢者層では、必要なビタミンDの生成が妨げられることが懸念されています。
ILC国際腰痛クリニックでは、猛暑が続く中で高齢者の外出機会が減少し、ビタミンD不足が発生しやすくなるという問題に着目。屋外で過ごす時間とビタミンDを意識した食事に関する患者アンケートを実施し、その結果を報告しました。
調査概要
- - 調査対象:ILC国際腰痛クリニック(東京院)の受診者 68名(男女比:6:4)
- - 調査期間:2025年7月7日~7月25日
- - 調査方法:問診時に選択式のアンケートを配布
ビタミンDとは
ビタミンDは、13種類あるビタミンの中でも特に重要な栄養素で、骨や歯の形成に欠かせない存在です。不足することでカルシウムの吸収が妨げられ、筋肉機能が低下することで、腰痛のリスクが増加することが指摘されています。通常、日光を浴びることで皮膚がビタミンDを生成し、魚やキノコ類からも摂取可能です。
一般的には冬場に日照不足に悩まされることが多いですが、夏場は熱中症の影響で外出を避ける高齢者が増えているため、ビタミンDが不足しやすくなっているのが現状です。
アンケート結果
今回の調査で、驚くべきことが明らかになりました。高齢者層が多くを占める回答者の中で、なんと半数近くが「ほぼ毎日30分以上屋外で過ごしている」と回答しています。これは、外出を控える人が多い中で、意外にもアクティブに日光を浴びていることを示しています。しかし、1割以上の回答者は「ほとんど屋外で過ごさない」と答えており、熱中症の懸念から屋内での過ごし方にも注意が必要です。
医師からは、日光を浴びることの重要性が指摘され、屋内でも窓の近くで日光を浴びる工夫についてもアドバイスが行われています。
食事におけるビタミンDの意識
さらに、ビタミンDを意識した食事の摂取に関しては、約8割の回答者が「意識している」と回答しました。特に高齢者層においては、骨粗しょう症予防を踏まえ、食事からのビタミンD摂取が非常に重要なことが分かりました。
ビタミンD不足を防ぐためには、夏場でも適度な日光を浴びることに加え、バランスの良い食事を摂ることが大切です。外出時には、日傘や長袖などの装備を見直し、腕カバーなどを活用して安易に日焼けを防止しながら、必要な日光を取り入れましょう。
ILC国際腰痛クリニックのご紹介
ILC国際腰痛クリニックは、日帰りで行える最新の腰痛治療法を提供する専門クリニックです。患者一人ひとりに対して、じっくりとお話を伺い、最適な治療を提案しています。腰痛の悩みを抱えるすべての方々に、安心して治療を受けていただける環境を整えることを目指しています。
日常生活の中で腰痛の改善に努め、健康で快適な毎日を取り戻しませんか?