名古屋市の中学生起業家教育プログラムがスタート
名古屋市と株式会社ガイアックスが連携し、令和7年度に中学生を対象とした起業家教育プログラムを実施します。この取り組みは、名古屋市経済局の依頼を受けて行われており、今年度は5つの中学校が対象です。このプログラムの目的は、これからの社会を担う若者たちに、起業という選択肢を学び、将来のキャリア形成の一環として考えてもらうことです。
取り組みの背景
起業家教育は名古屋市でも注目を集めており、令和2年度から小中学生を対象にした育成事業が行われてきました。これは、将来の起業家を育てるための環境を整え、子どもたちに自らの可能性を感じてもらうためのものです。名古屋市教育委員会との連携により、より多くの生徒がこのプログラムに参加できるようになり、昨年度は2校で実施し、今年度はその実施校を3校増やして5校となりました。
プログラムの概要
このプログラムは、3日間にわたって2コマの授業が展開されます。生徒たちはまず、身近な問題を見つけ、「誰かの困りごとを解決する」ことが起業の基本であると学びます。次に、ビジネスにつながるアイデアを探し、情報収集とアイデア整理を行います。そして、最終的には地元の起業家や投資家の前で自らのアイデアをプレゼンテーションする機会が設けられています。
実施スケジュール
各中学校での実施日時は以下の通りです。
- - 駒方中学校: 12月9日・10日・17日
- - 新郊中学校: 11月26日・12月11日・16日
- - 桜丘中学校: 11月21日・28日・12月12日
- - 円上中学校: 2026年1月9日・14日・21日
- - 名南中学校: 2026年1月30日・2月6日・20日
このプログラムでは、実践的な内容を通じて生徒たちの創造力や発信力を育てることを目指しています。
参加者の声
昨年度は参加者の98%以上が「起業に興味を持った」と回答し、そのうち約80%が将来の起業に意欲を示す結果となりました。生徒たちの意見の中には、「身近な困りごとからビジネスアイデアが生まれることに気づいた」「発表することが新鮮で勉強になった」という声が多く寄せられています。また、ゲストとして参加した起業家たちからは、「中学生の柔軟な発想や発信力は将来の大きな力になる」との期待が寄せられています。
未来への期待
起業家教育プログラムがもたらす影響は、単に起業を目指すことに留まりません。生徒たちがビジネスや社会問題について考える機会を持つことで、彼らの視野が広がり、未来の選択肢が増えることが期待されています。今後、このプログラムを通じて育まれる若き起業家たちが、名古屋市やさらには日本全体の経済を支える存在へと成長することを心より願っています。
お問い合わせ
本プログラムに関するお問い合わせは、ガイアックスまでご連絡ください。詳細な情報やプログラム内容については、ガイアックスの公式ウェブサイトをご覧ください。