IKホールディングスが新たにSNS広告事業を立ち上げ
名古屋市に本拠を置く株式会社IKホールディングス(以下、IKHD)は、2025年10月17日に新たな子会社を設立し、SNS広告事業であるgetpop事業をその子会社に譲渡することを発表しました。これにより、同社は新たなビジネスモデルを展開し、急成長するインターネット広告市場において競争力を高める狙いがあります。
SNS広告市場の成長
2024年のインターネット広告市場は、デジタル化の進展に伴い著しく成長すると予測されています。特にソーシャルメディア上での広告費は前年比113.1%増の1兆1,008億円に達し、インターネット広告全体の37.2%を占める見込みです。そんな中、IKHDは自社のSNS広告事業を強化するために、子会社設立という新たな戦略を導入しました。
getpop事業の特長
getpop事業は、消費者が自身の体験をもとに制作した動画を利用した新しい広告手法です。ユーザーは、商材の掲載が行われた後、自らが購入した商品やサービスについての映像を制作し、これをSNSに投稿することができます。この際、投稿の表示回数や再生回数に応じて報酬が支払われるという仕組みです。このモデルは、消費者が発信者となり、企業の広告効果を劇的に向上させる次世代型プラットフォームとして注目されています。
KビューティーとEC戦略の拡大
IKHDは韓国コスメなどのKビューティー市場の拡大を視野に入れ、EC事業の強化も併せて進めています。今回のgetpop事業の譲渡は、同社のEC戦略を一段と昇華させるものであり、今後の成長が期待されています。
設立される新会社の概要は以下の通りです。
- - 名称: 株式会社getpop(仮)
- - 所在地: 名古屋市中村区上米野町四丁目20番地
- - 代表者: 代表取締役社長 長野庄吾
- - 事業内容: インターネット広告事業
- - 資本金: 10,000,000円
- - 設立予定日: 2025年10月17日
- - 親会社持株比率: 100%
これらの新しい取り組みを通じて、IKホールディングスは地域に根ざした企業としてだけではなく、デジタル時代における先進的な広告事業を展開する企業としての地位を確立していくことでしょう。愛知のビジネスシーンにおいても、その動向から目が離せません。