中部地方初の電子棚札導入、アオキスーパーが新たな一歩を踏み出す
愛知県名古屋市を本拠地とするアオキスーパーが、食品スーパーマーケットとして中部地方で初めてBIPROGY株式会社の提供する『BIPROGY ESL SaaS』を導入することが発表されました。この電子棚札は、店舗の業務を効率化し、スタッフの負担を軽減することを目的としています。導入は2025年7月から開始され、2026年中に全店舗に広がる予定です。
導入の背景
アオキスーパーは長年、特売やタイムセールに伴う値札の作成や交換作業に頭を悩ませていました。これらの作業は、店舗スタッフにとって大きな負担となり、業務の効率を低下させる原因とされていました。しかし、電子棚札の導入により、これらの課題を解決しようとしています。
導入による利点
1. 値札交換作業の削減
電子棚札を使うことで、価格や産地の変更に応じた値札の作成・交換時間を大幅に削減できます。これにより、店舗での作業がスムーズになり、スタッフは他の業務に集中できるようになります。
2. 売価不一致の防止
電子棚札はレジシステムと連携されているため、価格設定の不一致を防止できます。これにより、顧客からの信頼性も向上し、サービスの質が向上します。
3. 賞味期限管理の効率化
賞味期限が迫った商品の棚札が点滅する機能を利用し、賞味期限管理の効率化も図ります。これにより、フードロスの削減にも寄与するでしょう。
4. ペーパーレス化
紙の値札を使用しないため、紙代や印刷コストの削減にもつながります。環境にやさしい取り組みが進んでいることも、顧客にとって大きなメリットとなります。
BIPROGYの取り組み
BIPROGY株式会社は、長年にわたりシステムインテグレーターとしての実績を持ち、新たな販売および運用のスタイルを提案しています。『BIPROGY ESL SaaS』は、システム構築から運用保守、業務活用までをトータルで支援するため、スーパーマーケットにとって非常に使いやすいサービスです。また、グローバルでの実績を持つSOLUM社との協業によって、長寿命かつ高解像度の電子棚札を実現しています。
アオキスーパーの未来
アオキスーパーは1941年の創業以来、地域に根ざしたサービスを提供してきました。84年にわたる歩みをしっかりと踏まえ、新しい時代に向けてのチャレンジを続けています。店舗への『ディスプレイ付き販売ロボット』の導入や『レジ専用椅子』の全店配備など、今後もさらなる顧客満足度の向上を目指しています。
おわりに
アオキスーパーとBIPROGYの共同の取り組みは、地域の人々に快適で価値のあるサービスを提供することを目指しています。電子棚札の導入がもたらす新たな時代の到来を、地域の皆様とともに迎えられることを楽しみにしています。