アイリッヒ研究拠点
2025-07-01 19:45:27

日本アイリッヒが名古屋に新たな研究開発拠点を設立へ

日本アイリッヒが名古屋に新たな研究開発拠点を設立



粉体処理技術のリーダーである日本アイリッヒ株式会社は、名古屋市瑞穂区に新しい研究開発拠点「アイリッヒ・グローバル・イノベーション・センター(仮称、EGIC)」の建設に乗り出しました。この施設は、粉体技術の革新と研究機能を強化するための重要な一環であり、2025年6月20日に地鎮祭が執り行われました。2026年7月の開所を目指して、粉体処理における最先端の技術開発やテストが行える環境を整備しています。

EGICの主な特徴



EGICは、製造業を支える粉体処理技術に特化した集約的な研究開発施設となります。日本アイリッヒの本社機能に加え、これまで成田に存在していたテクニカルセンターを統合し、医薬や食品、電池材料など幅広い分野での適用可能な原料処理方法の開発を行います。これは、様々な業界のニーズに応えるための一大プロジェクトです。

施設の概要



EGICは、名古屋環状線からアクセスが良好な位置にあり、名古屋駅からは約20分、中部国際空港からは約35分の距離です。延床面積は約1,800㎡(3階建て)であり、以下のような多彩な施設が設置されます:
  • - CLテストルーム:医薬品や食品に告げる高い衛生基準の下での試験が行える。
  • - 一般テストルーム:電池材料や化学、建材、鋳造関連の一般環境でのテスト用。
  • - 分析室:最新鋭の分析機器を使用し、新しい素材の特性を調査。
  • - レンタル室:企業や大学向けにテスト環境を提供し、研究促進を支援。
  • - 展示コーナー:日本アイリッヒの技術や企業史、成功事例を紹介。

また、保全技術者の育成や機器の引き取りオーバーホールが行える小規模な工場も併設され、実践的な訓練の場も提供されます。これにより、技術者のスキル向上と技術の継承が図られます。

日本アイリッヒの歴史



日本アイリッヒは、1974年にドイツの粉体技術会社「マシーネンファブリーク・グスタフ・アイリッヒ」の日本法人として設立されました。以来、混合、混練、造粒、粉砕技術に強みを持ち、国内外の企業に最適な原料処理ソリューションを提供し続けています。九州や成田にも拠点があり、開発から製造、試験に至るまでの一貫したサービスを実践しています。

今後の展望



EGICの設立により、日本アイリッヒはますますその技術力を高め、国際的な競争力をさらに強化していくでしょう。粉体処理技術の進展は、医薬品の品質向上や食品の安全性確保に寄与するだけでなく、電池材料の最適化や環境に配慮した製品作りも加速させると期待されています。この新しい拠点が開所することで、未来の製造業の礎を築いていくのです。

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お問い合わせ先



研究開発に関するお問合せは、日本アイリッヒ株式会社の広報担当までお気軽にご連絡ください。
E-mail:[email protected]
電話:052-533-2577
公式サイト:日本アイリッヒ

粉体処理技術の進化を共に見守り、支えていく未来の可能性にご期待ください。


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